必ず役立つ! 「○○(マルマル)の法則」事典 (PHP文庫)(PHP研究所)のまとめ

著者:烏賀陽 正弘

概要
70の経験則をこの1冊に。
基本・人生・失敗と成功・組織・企業人の5章構成。

前提
これらは経験則です。多くの人の経験から帰納的に得られた法則であり、例外もあります。正しいと言い切れるものでもありません。
取り入れるか否かはあなた次第。



基本
・80対20の法則
 これは有名ですね。80%の結果には、わずか20%の要因が影響している。
 1日の行動時間の8割は、自分の知り合いの中の2割と過ごしているとか。

・2−6−2の法則
 上記のものに近い。集団が形成されると、優劣は2−6−2に分けられる。
 働きアリとかでもそうみたいです、2割はサボりとか。

メラビアンの法則
 コミュニケーションの際、言葉・語調・身振りを7%、38%、55%の分配で受け取っている。
 謝罪会見なんかを思い返せば、確かにまず身振りで判断しているかも。
 行き過ぎてマイナスになってる例も過去にはありますが。



人生
ドローチャーの法則
 いいやつほどいつもビリ。
 善人ほどうだつが上がらず、ワルがのさばる世の常を風刺。

・ベラの法則
 全て終わるまで、結果は分からない。



失敗と成功
・ソッドの法則
 転べばクソの上、泣きっ面に蜂。
 間違いはよりによって最悪のときに起こるというもの。
 トーストはバターを塗った面が下に落ちるなど。

・マッキーンの法則
 他人の間違いには気づくが、自分の間違いには気づかない。



組織
・ジャーディン・フレミングの法則
 社長が自分の苦労話ばかりする会社は、成長しない。

・スリッパの法則
 事務所がスリッパに履き替えさせる会社は、不思議と儲からない。



企業人
・アイエンガー商品選択の法則
 品揃えの少ない方が、売り上げが多い。
 24種のジャムと6種のジャムの場合で売り上げ比較したら、10倍程違ったという結果も。

・ディルバートの第1法則
 企業は無能な人を管理職へ昇進させる。
 事業への損害を最小限に食い止めるためとか。一理あるかも。



他多数。4章のバーキンソンの法則なんてのは第8まであります。

一番衝撃だったのはスタージョンの法則

『何事も90%はカスである』






感想

過去にまとめた超訳哲学用語事典同様PHP文庫から。
こういった本は導入・雑学としてありがたいです_(._.)_

本書の内容でも十分分かりますし、更に気になったらWebで。
いつか心理学的な効果に関する事典が出てくれることに期待。