6月21日朝
夕方世界は始まりの時
太鼓鳴らして歌いましょうや
酒は美味いか?
タバコは美味いか?
あいつは達者か?
あいつは来たか?
ひとり静かな夜が来て
賑やかな朝日と交換に
世界は一旦終わります
さよならしましょう
雨が音を消してくれるので、カエルの声とおんなじで、耳にしてても聞こえない
電車の音とおんなじで
耳にしてても聞こえない
知らない誰かの悲鳴と同じで
耳にしてても聞こえない
雨に限らず鈍らせて
感じる人ほど幸せってもんですよ。
誰かの悪意は聞こえない
誰かの悲鳴も聞こえない
ああそうさ
誰かの孤独も聞こえやしない
ああそうだ
僕の孤独も聞こえやしない
あぁ構わないでよ
あぁ構うもんかよ
たまにはデカい声出して腹の底から笑っておくれ
自分の声は飾るんじゃあない
自分に都合のいい声だけさ
聞きたいのは
笑い声と寂しい声と雨のような囁きと
約束なんてするんじゃないよ
守れなかったら悲しむよ
3日で忘れてしまうんだから
ある日突然思い出すけど
雨が止んだら雑音ばかりだ
約束を破ったら悲しむよ
だから約束できなくなっちゃった
誰が悲しむかって?
それは自分だよ
約束を破ったら悲しいよ
雨が止んじまったよ