確かに生きる

終わったのも気付かなかったんだろう


初めから

終わりから



終わったのも気付かずに終わるなんてつまんないな




夢は確かにあったんだろう

何も知らなくて
知りたくもなくて


何となく過ぎるしかなかったんだろう


始業式が来てしまって
卒業式が待ち遠しくて




朝のチャイム

守らなくちゃ、間に合わなくちゃ





好きな子にはどうすればいいんだろう


どんな未来を生きたいんだろう

なりたい職業ってなんだろう

分からないや



だだ何となく過ぎるしかなかったんだろう



だってしょうがないじゃない
それでも一生懸命やってきたよ




今でも始まりと終わりのチャイムが鳴っているけれど


生きてる僕は学生の時と何も変わらない


一生懸命やって ただ何となく過ぎるのさ


死ぬまで分からない


始まりも


終わりも


その間も



きっと自我なんて要らないんだよ


人の言うことを聞いて、みんなと同じ様に動いていれば

それに疑問を持たなければ

とても幸せなんだよ





疑問を持ってしまったからには

もう人の言うことは聞けないし

人と同じなんてまっぴら御免だよ



独自に生きる